ケン院長のWEBクリニック

ペットの緊急事態-応急処置できますか!?
 
生後25日頃、まずは初めての健康診断、検便検査を受けてね!
 

先天性疾患を持っていたり、母体から回虫などの寄生虫を受け継いでいることがあります。
生後25日を過ぎたら、初めての健康診断と検便検査を受けましょう。
その際、病院に持っていく便は、排便後12時間以内のものが適当です。24時間以上経過したものは避けてください。

 
生後30日から離乳食の開始だよ。
 

生後30日頃から離乳を開始し、生後55日目頃までに終わらせます。ドライフードをぬるま湯などでふやかし、柔らかくして与えます。
下痢をしてしまった時には、便を持って獣医さんに相談しましょう。

 
2〜4か月頃にはワクチン接種を!
 

母体からの免疫効果が切れるこの時期が、ワクチン接種を始めるタイミングです。2回〜3回のワクチン接種をおこないます。

★ワンちゃんのワクチン接種

生後60日頃を目安に、2〜4カ月の間に2回から3回の混合ワクチン接種を受けましょう。
混合ワクチン接種は連日続けて受けることはできません。次のワクチン接種までは1ヶ月位の間を空けましょう。
翌年以降は毎年1回の混合ワクチンを接種しましょう。

ワクチン接種により、2〜3日微熱が出たり、食欲や元気がなくなる場合もあります。症状がおかしい時はご相談ください。

★ネコちゃんのワクチン接種

生後2〜3カ月の間に1回目のワクチン接種を受けましょう。 2回目の混合ワクチン接種は1回目の接種から2〜4週間後に受けましょう。
翌年以降は毎年1回の混合ワクチンを接種しましょう。

ワクチン接種により、2〜3日微熱が出たり、食欲や元気がなくなる場合もあります。症状がおかしい時はご相談ください。

 
生後3か月を過ぎたらワンちゃんは狂犬病予防と登録が必要だよ!
 

ワンちゃんの場合は生後90日を過ぎたら、自治体への登録と、毎年1回狂犬病予防注射を受けることが法律で決められています。
混合ワクチンと狂犬病予防注射は一緒には接種できません。また混合ワクチン接種後から1ヶ月の期間が必要ですので、獣医さんと相談してワクチン接種のスケジュールを決めることをお勧めします。

狂犬病予防接種を受けたら、獣医さんから「狂犬病予防注射済証」を貰い自治体へ登録しましょう。

 
6ヶ月頃には避妊・去勢手術について考えよう!
 

6ヶ月〜10ヵ月になるとワンちゃんネコちゃんの発情期が始まります。体が小さいうちに手術をした方がペット自身への負担が軽く、またメスの場合は発情期の前に手術を行うことで、「乳腺腫瘍」「乳ガン」などの予防効果が高くなるので、去勢・避妊手術を受けるつもりであれば6ヶ月頃を目安に行いましょう。

 
フィラリア予防も忘れずに!
 

フィラリアは蚊を媒介とする寄生虫症です。一度かかると重篤な症状を引き起こし、多くの場合死に至る恐い病気です。
フィラリアの媒介となる蚊の発生時期にあわせて、予防薬を毎月1回飲ませます。
秋になり蚊を見かけなくなってからも最低でも1〜2ヶ月後までの期間は予防が必要ですので、通年5月〜12月には毎月1回予防薬を与えてください。

 
ノミ・マダニにも注意してあげてね!
 

ノミ・ダニの駆除・予防には色々な薬があります。 飼育環境により適した薬が違いますので、獣医さんに相談して適した薬を与えてください。 ノミは気温が13度以上であれば活動・繁殖します。
最近の住環境では、エアコン完備で室内は通年ノミの繁殖に適した温度に保たれています。
通年のノミ対策を心がけてくださいね。

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