もちろんです。
ペット達は虫歯になりにくいですが、歯石が付きやすいのです。
歯石は「ばい菌の巣」です。歯石をそのまま放っておくと、歯肉炎を引き起こします。そして、症状がひどくなると、ばい菌により化膿が悪化して、歯槽膿漏を引き起こしてしまったり、歯ぐきが腫れて痛いため食べ物が食べられなくなったりします。
また、歯肉や歯根で繁殖するばい菌は、歯周ポケットから血管を通って肝臓、腎臓、膀胱など内臓の病気の原因になってしまう事があります。
ペットも歯磨きによる歯石の予防が必要なんですよ。
歯ブラシをいきなり口に入れると「怖い、痛い」印象がついてしまいます。 最初は歯ブラシを口元に持っていき、前歯に数秒間触れるだけにして、その度にご褒美のおやつ一口与えます。 それから少しづつ口を開けさせ、奥歯へと進めましょう。
幼少期の頃から訓練をしていくことが理想ですが、今から始めても遅くはありません。
嫌がっているのに、無理に自宅で取ろうとすると、痛がるのはもちろん、歯肉炎を起こしている部分を出血させてしまったり、噛まれたりとなかなか上手くいきません。
また、ペットの歯は人間よりもデリケートなので、無理にゴシゴシこするとエナメル質が剥げて知覚過敏になってしまいます。
歯石は無理にこすらず、まずは動物病院に行きましょう。
歯ブラシが苦手な子には、指にガーゼを巻いてこすってあげます。
ガーゼを水にぬらすとスムーズにできます。
また、デンタルケアスプレーを使用したり、デンタルガムを与えるなども良いでしょう。
KEN動物病院では、受付で「デンタルグローブ（\880)」を販売しています。
この歯磨き手袋を使用して、遊びながら歯のケアをしてみるのもいいかも知れませんね。
