ケン院長のWEBクリニック

ペットの肥満 やるぞ、ダイエット大作戦!

今回は前回の「ペットの肥満  食事管理できてますか?」に引き続き「ペットの肥満 やるぞ、ダイエット大作戦!」をお届けします。 正常な体重に戻し、ペットが健康に楽しく暮らせるようご一緒に頑張りましょう!

 
肥満かな?と思ったら、まずは獣医さんに相談しましょう!
 

うちの子、肥満かもと思ったら、ダイエットを始める前に、獣医さんによる健康状態のチェックを受けましょう。
肥満が原因で、今すぐ治療の必要がある病気に陥ってる場合もあります。
また、ダイエットや治療のために適切なアドバイスも受けておきましょう。

肥満かどうか分からない場合は、前回の「ペットの肥満  食事管理できてますか?」の「肥満度チェック」を参考にしてください。

 
ダイエットの目標体重を設定しましょう!
 

ペットの適正体重はその個体によって異なってきますが、一般に、1歳の頃の体重がその個体の適正体重と言われています。
適正体重が分からない場合は獣医さんに相談しましょう。

 
ペットのダイエット、急激に痩せるのは危険だよ!
 

痩せなきゃいけないからと言って、むやむに食事量を減らすのは危険です。
急激な体重減少は体調を崩す原因となります。焦らずに時間をかけて少しずつ行うことが大切です。

ペットのダイエットはおよそ1週間に体重の1%を目安に、ゆっくりと行ってください。
たとえば、5kgの子を4kgまで落とすには1週間に凡そ50gづつ2か月位の時間をかけて焦らず行ってください。

たった1sと思ってしまいがちですが、人間に換算すると体重50sの人では10sに相当します。
人間に置き換えてみると、10Kg 痩せるのは大変ですよね。
ペットは人間より体が小さいので、『何kg増えた、減った』と考えずに『何%増えた、減った』というように考える事が大切です。

 
一日に与えるフードの量を決めましょう!
 

目標体重が決まったら、一日分のフードの量を決めましょう。
一日分のフードをカップなどに取り分け、それを4〜6回を目安に小分けに与えます。おやつやご褒美もこの中からあげるようにします。

一日分のフードの量は、フードの種類・目標体重により異なりますので、獣医さんに相談するもしくはフード会社のWEBページなどで調べてくださいね。

「欲しがるから」「喜ぶから」と与えすぎてしまうのは、人間のエゴです。肥満から病気になって苦しむのはあなたのペットです。くれぐれも与えすぎには気を付けてくださいね。

 
適度な運動も必要……でも、運動にも注意が必要です!
 

ダイエットには食事療法だけでなく、適度な運動も有効ですが、運動療法はいくつか注意が必要です。

既に肥満している子の場合、無理な運動は逆に関節や心肺機能に負担をかけて悪化させてしまうこともあります。どのような運動をどの程度すればいいのかは獣医さんの指示に従って行いましょう。

 
ダイエットには、こんなサイトも活用してみてくださいね
 

ペットのダイエットに役立つサイトを紹介します。
ダイエットのための情報や体重管理などが便利な情報が載っています。計画的に無理なくペットとのダイエットを楽しんでください。

ダイエット日記 ロイヤルカナン ジャポン

減量応援ホームページ 日本ヒルズ・コルゲート

 

ページトップへ戻る