ペットを飼う上で去勢・不妊手術は絶対に必要という事ではありませんが、去勢・不妊手術を受ける上で得られるメリットは案外と多いのです。
まず、望まれない繁殖を防ぐ事ができます。
また、発情期の性ホルモンによる問題行動を抑えることができます。
それと、去勢・不妊手術はいくつかの病気の予防にもなります。
どこも悪くないのに手術するのはペットにとってかわいそうと思いがちです。 失うものと、得られるメリットを比較して、飼い主さんとしてどうするか考えて決めたいですね。
発情期になると、「落ち着きがなくなる」、「大きな声で鳴く」、「他のネコとのケンカ」、「相手を求めての家出」、オスの場合にはテリトリーを主張するため壁などに強い臭いのオシッコをひっかける「スプレー行為」などの問題行動をおこします。
発情期のこういった問題行動は性ホルモンによるものですから、去勢・不妊手術で防ぐことが出来ます。
★去勢手術で防げるネコちゃんの病気
★避妊手術で防げるネコちゃんの病気
去勢・不妊手術はワクチン接種が終わった生後4か月頃から行え、何歳になってもできますが、できれば6か月齢以降に行うのが良いでしょう。
体が小さいうちに手術を受けることでキズも小さく済み、使う麻酔の量も少ないのでペット自身の負担が軽くなります。
また、メスの場合は発情期の前に手術を行うことで、「乳腺腫瘍」「乳ガン」などの予防効果が高くなります。
去勢・不妊手術後はホルモンバランスが変化するので太りやすくなります。
食欲にまかせて、食事を不規則に与えず、必要であればローカロリー食を利用して肥満を防いでください。
肥満は糖尿病、心臓病など数々の病気を引き起こす原因の一端となります。r
気をつけてあげてくださいね。
肥満については詳しくは『ペットの肥満 -食事管理できてますか?-』を参考にしてください。