飼い主さんの目から見て、「普段と何か違う!?」と感じれるのであれば、なんらかの異常のサインである可能性は高いです。
「名前を呼んでも反応がない」「好きな物を与えても食べない」「反応が悪い」などが一般的な判断基準となります。
動物は人間に換算すると1年に約4歳の年齢を重ねます。
様子を見ることもひとつの選択ですが、1日様子を見るということは、人間では4日様子を見ることになります。
普段からペットたちの様子に気を配り、できるだけ早期発見・早期治療を心がけてください。
中年〜高齢のワンちゃんに多く見られる症状です。内耳の奥にある前庭という部分に障害がおき、体のバランスを保つことができず、めまいやよろめきが起こります。前庭疾患と呼ばれる病気の可能性があります。
また、外耳炎がひどくなり内耳炎を起こした場合でも同様の症状を起こします。
心臓に疾患がある場合、血の巡りを良くするため大量に水を飲む場合があります。
また、腎臓に疾患のある場合、糖尿病、ホルモン疾患、子宮蓄膿症などでも多飲多尿の傾向が見られます。
いずれにせよ、早めの診察をおすすめします。
しつけのできていない子犬や子猫の場合、さほど問題ではありませんが、成犬・成猫の場合見逃せない症状です。
しばしば尿をする、あるいは排尿の量が少ないなどの場合やたびたび水を飲み、排尿の姿勢をくり返すなどは膀胱炎か尿路結石、前立腺の異常が疑われます。
特に結石が尿路をふさぐと尿がほとんどあるいは、まったく出なくなり大変苦しむので、すぐにでも病院に連れて来てください。
ねこちゃんでは巨大結腸症という糞詰まりを起こす病気があります。
また、排便の姿勢で実はおしっこが出ていない、という事もあります。その場合、尿路結石・尿路閉塞などの可能性もあります。
歯周病をはじめとする口腔内の病気が考えられます。
犬では3歳以上で約8割に口腔内に何らかのトラブルを抱えていると言われています。猫では高齢になるにつれて口内炎により食事がとれない場合が多々あります。
様々な原因が考えられます。炎症が起きていたり、腫瘍のある可能性もあります。
異物を食べた場合、早期に摘出しないと命の危険を伴う場合もあります。特にひも状のものは全身を傷つける恐れがあり大変危険です。